2・19キャンプ座間司令部包囲行動に参加して

2月19日、米軍基地・キャンプ座間(神奈川県相模原市、座間市)への米陸軍第1軍団司令部の移転計画に反対するため、「人間の鎖」による包囲行動が行われました。

当日は、あいにくの冷たい雨でしたが、全体で約2600名(主催者発表)が参加し、基地司令部がある南側部分を包囲、移転反対の意思を示すことに成功しました。

私たちが参加した第2会場の座間公園では、沖縄から駆けつけた糸数慶子・参議院議員の挨拶や、相模原市長のメッセージの代読などが前段の集会で行われました。

その後、全体の移動に少し手間取ったものの、午後3時すぎには、全ての参加者がひとつに手をつなぎ、「第1軍団司令部は来るな」、「基地を市民に返せ」のシュプレヒコールを繰り返しました。私たちは西側地点にいたのですが、そこは合図である花火の発射場所の近くだったので、ものすごい音にびっくりしてしまいました。

米陸軍第1軍団のキャンプ座間への移転計画は、米軍再編の目玉の1つと報道されています。この第1軍団(ワシントン州フォート・ルイス基地に駐屯)というのは、日本と韓国での作戦行動からフィリピン・タイなど、アジア・太平洋全域を担当しており、平時は2個旅団(約2万人)を保持、戦時には全米50州のうち47州から予備役、州兵を動員する(最大で15万人規模)部隊と言われています。

日米両政府は、地元の反対・反発を警戒して、具体的な計画を明らかにしていませんが、政府の国会答弁からキャンプ座間が協議の対象となっていることは事実です。また米国防総省は6月中に再編計画の合意案を作ろうと考えています。

こうした動きに対して、地元の自治体は反対の申し入れを繰り返し行っています。当日のアピールで確認されたように、「『歓迎しない』の声をさらに大きくする必要がある」こと、そして何度でも粘り強く働きかけていくことが大切だと思いました。

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